Obsidian使い始めた1~これまでの不満編~

メモや文書作成にObsidianを使い始めた。これはいい。

これまで色々なメモアプリを使ってきたが、最近はVSCodeとNotionに落ち着いていた。
ただ、どちらにも良いところと悪いところがあり、なんとか解決できないかなあ、とはじわじわ思っていた。そして、Obsidianの存在も数年前から知っていたのだが、中々試すやる気が湧いてこず、頭の片隅に放置していた。これら僕の不満とやる気、2つのゲージが溜まり、重なったタイミングが2024年12月だった。1ヶ月ほど色々と試していたのだが、ようやくObsidianの可能性と運用の設定ができたため、整理しようと思う。

これまでの不満

VSCodeの場合

VSCodeはエディタとしての完成度が非常に高く、コーディングには申し分ない。ただ、文章執筆となるといくつか気になる点がある。

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フォント

コードを書くときのフォントは文章執筆に向かない。執筆用には執筆用のフォントがあるのだが、VSCodeの環境全体はどうしても「コーディング用」に最適化されているため、いまいち筆が進まない。見た目の印象が筆のノリに大きく影響することを実感している。

WYSIWYGではない

Markdownの記法は軽量かつ可読性が高いが、VSCodeではリアルタイムでドキュメントの出来上がりを視覚的に確認しづらい。生のMarkdownだけを見ていると、文章執筆のテンションが上がらない。Markdownが「テキスト(データ)とドキュメントを切り分ける」特性を活かすのも重要だが、書いている最中に“ドキュメント感”を味わえる方が、モチベーションが保ちやすい。

管理機能の不足

一般的なMarkdownエディタやメモアプリには、タグ付けやカテゴリ分け、メモ同士のリンクといった便利な機能がある。VSCodeでもプラグイン次第である程度拡張はできるが、最初から備わっているわけではなく、柔軟さや使い勝手にやや物足りなさがある。

Notionの場合

NotionはVSCodeにない便利な機能を多数備えているが、やはり気になる点がある。
(共同作業を前提にするならNotionは非常に優れたアプリであることは違わない)

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データがローカルにない

オフラインで作業したいときには向かず、データをクラウドで一元管理されることに対する抵抗感が少しある。Markdownで記録する理由に、アプリケーションに依存しないところがあるので。

リッチすぎる

文章だけでなく、埋め込みや多彩なブロック機能など、とにかく多機能。プロジェクト管理などには適しているが、「ちょっとしたメモからどんどんドキュメントにしていく」というシンプルな流れには、かえって情報量が多すぎると感じることがあった。

全て解決してくれるObsidian

こうしたVSCodeとNotionそれぞれの不満を背景に、Obsidianを試してみることにした。ObsidianはMarkdownベースでありながら、以下のように魅力的なポイントがある。

  • ローカルファイル管理: データが自分のPC上にあり、オフラインで使える安心感がある。
  • WYSIWYGモードの存在: プレビューを見ながら書くもよし、最小限の書式で書くもよし。VSCodeや他のエディタでは感じられなかった“執筆感”が得られる。
  • リンク機能の充実: ノート同士のリンクが簡単に作成でき、ネットワーク構造で内容を俯瞰できる。
  • テーマやプラグインの豊富さ: 見た目や使い勝手を自由にカスタマイズできるため、自分に合った執筆環境が整えやすい。

1ヶ月ほど使い込んだ結果、Obsidianなら自分が感じていた不満をほぼ解消できそうな手応えが得られた。特に有志がつくるプラグインが優秀かつ充実しており、バニラのObsidianで物足りない部分もかなり補ってくれた。

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次回は、僕が使っているプラグインについて紹介する。